銀行員の離職状況!!特に若手の現実!

最近では銀行に就職したい人は依然より減りました。

 

地方銀行は特にそうだと思います。

フィンテックによりサービスの優位性がなくなっていく、人口減少など厳しい状況です。自分がいた銀行は他行に比べ外部機関の評価も高く周囲からは安泰と言われていましたが、内部では危機感を上げる声が年々増加していました。

 

もう転職していますので当時は外部になかなか言えなかった裏事情や、そこで学んだこと、自分ではやらない銀行の金融商品などお伝えしたいと思います。

 

幸いにも私は銀行で、

①主要店舗での法人、個人の両担当経験

②本部で役員直下の元での営業経験

③本部での各支店の数字管理

④人事・評価制度の改定

⑤若手育成

⑥各支店行員と面接し支店状況をヒアリングする

⑦銀行での部活所属

のような様々な経験を積むことができたので、色々な目線でお話できると思っています。

 

銀行で働こうと考える方や、銀行で融資や資産運用を考えている方、単純に銀行内部の環境に興味がある方などのお役に立てればうれしく思います。

 

 

就職当時から振り返ってきます。

 

自分が銀行に就職したのは、リーマンショックが起きて間もなくの2009年4月です。

当時150名程度の就職。年代によって離職状況はまちまちですが、私の同期は

1年目で10名、

2年目で15名、

3年目で15名程度辞めました。

そして9年半たった今では150名→60名となっています。

もう半分以下…

女性が半分を占めますので結婚退職は多いですが、自分もそうですが9年経ち半分以下です…

 

この人事評価制度の策定に関わるなかで人材の推移を確認してきたので、周りに聞いたとかではなく、正しい数字です。

2018年当は成果主義の要素は多少ありますが、年功序列で仕事を続ければ一定の年収に届く銀行ですが、それでも辞める人が後を絶たない。

様々な要因があり、人事制度を策定する際は要因を分析しろと上席に言われデータを取り行員あらのヒアリングを重ねたりしましたが、簡単にいうと仕事の魅力が低いこと組織風土が古く嫌気がさしたというところでしたね。

 

悪いとこがわかっても銀行特有の組織風土はちょっとやそっとで変わるものではありません。時間もかかるし、基本新しいことをやって失敗するとマイナスとなる減点方式の世界であるため、本気で小さいことから改革をしようとする上司はごくわずかです。大きい組織であるがゆえ少人数で改革をしてもいつかは消えてしまい、これまでに戻る、そんなことの繰り返しな気がしました。