移住と転職

2009年4月に社会人となり9年と半年が経ちました…

 

これまでの職歴です。

銀行で7年

田舎に移住

転職、外資コンサルで2年(都内通勤)

転職、公益法人に務め半年(田舎企業)

 

今年度は特に職務内容を大きく変ましました。2回目の転職をしたのです。

よく年収が高い低いの話は話題になるし、自分も年収多いリーマンを目指したいと若造の頃は常々思っていました。

都内のコンサル勤務から、田舎の激務でない公益法人に転職し、あと少しで半年です。年収以上に時間のゆとりがある人生はとても豊かだと感じ始めています。

 

そう言えば、銀行に勤めていた当時の上司(当時43歳くらい)が、こんなことを言っていたのを思い出しました。

 

「もう支店長とかならなくていいから数字を求められない部署にいきたいわ。年収もあがらなくていいからゆっくりと仕事がしたいよ。銀行内部に送る資料の仕分けをするドキュメント担当なんて最高だよね。」

 

当時、自分はこの人は何を言ってんだろう。意識低いわぁ。なんて思っていました。

でも、今になって少し気持ちがわかります。

 

銀行とかコンサルって一般的には年収が少し高いかもしれませんが、やっぱ数字のプレッシャーは半端ないし、激務です。また、若いうちは年収もそこまででよくはありません。

 

今働く公益法人はこれまでとは全然違う世界です。

正直すごく仕事は楽です。心にも時間もゆとりがあります。

年収は下がりましたが、結婚で離職していた妻が再度就職してくれたので当時と年収は変わりません。

 

改めて書きますが、銀行で勤めていた際は、妻が外部で雇用されていると家族寮に入れないという謎の風習がありました。また、妻が妊活に専念するため専業主婦を選んだのですが、二人で働けば年収減は全く痛くなく普通に生きていけます。

妻には大変感謝ですが本人も再び働くことを喜んでいてくれているので良かったです。厚生年金への影響や、妻自身のスキルアップの観点からも、このご時世に専業主婦でいることにメリットは少ないと感じました。

 

自分は田舎に移住してみて、転職して色々なジャンルの人に会い話を聞いて、今は本当に色々な生き方や働き方があり、どこでも生きていけると身をもって感じています。

 

働き方や価値観の多様化が進むなか、副業やパラレルワークも注目を浴びていますよね。自分もこれまで副業したり、元金融機関にいた知識を活かして資産運用に取り組み続けてきました。一定程度の成果も上がり、転職して時間と気持ちにゆとりができた分、さらに成果を上げています。今後もっともっと勉強しより多くの副業、資産運用を行っていきます。

結局、転職して失われた自分の年収減を副業や資産運用によって埋めることができれば、失ったものはなし、むしろ時間的、精神的ゆとりが生まれプラスばかりです。

 

ライフシフト人生100年時代の中で、長い目で見て学び直しをするため学校へ通いなおすことや人生を充電する時間を設けることが紹介されていますが、仕事を辞めずに、時間や気持ちにゆとりの持てる企業に転職し働きながら学び直しを行い、人生の充電をすることもいいかもしれません。

ネットを使い様々な経験を積んで、就職している業界や会社の安定にしがみつかなくても通用するスキルを身につけていくこともともめちゃくちゃありだと感じるこのごろです。

 

青い鳥症候群という言葉がありますが、いつか自分の本当の場所が見つかる、いつか自分にあった仕事が見つかると、現実を直視せず根拠の無い「青い鳥」を探し続けてはいけないと言われ悩む人も多いと思いますが、仕方ないですよね。働き方や生き方が変化していく過渡期で生きる今の世の中で悩む方に、少しでも参考にしていてだければ幸いです。